三河木綿 新色サンプルが届きました

本日、メーカーさんから三河木綿の新色サンプルが届きました。

経糸は変えずに、横糸だけを変更するだけで、下の写真のような

生地が仕上がるそうです。

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青のグラデーションカラーが、こんなに大きく変わるとは

驚きです。

個人的には右から2番目のカラーが好みですが、いかがでしょうか。

ちなみに、これが現行カラーです。

60M 構造 (2)

ずいぶんイメージが変わりますよね。

製品に仕立てた時に、どんな雰囲気になるか

今からとても楽しみです。

天然屋のキャメル

お客様からのキャメルの質問にお答えします。

Q.キャメルはなぜ暖かいのでしょうか?

A.キャメルは公定水分率が非常に高いからです。(商取引されるときの基準となる水分率をいう。温度20℃、湿度65%の状態を標準状態というが、この状態で含まれる水分の割合値で決められている。)繊維中の水分が多いほど、吸水性が高くなり、水蒸気が液体に変化することで、生み出される熱の発生量が高くなります。ポリエステルは0.4% アクリル2% レーヨン11% 天然繊維の綿は8.5%ですがキャメルは15%あります。でも公定水分率が高いだけでなく、吸収性と発散性の両方が高いのです。だからキャメルは暖かいという事になります。
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麻のちから

残暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

ここ数年は汗がひどて熟睡できないので、睡眠不足でよく夏バテになっていました。

でも麻の敷きパッドを使うようになってから、以前の綿の敷きパッドに比べると汗のべたつきが9割ほど減った感じがします。

麻の力ですごいですね。

横たわるとひんやりさらさらして、体のほてりを吸い込んでくれる感じがします。

真夜中に部屋の温度が上がってきても背中に熱がこもる感じがなく、汗は今までどおりかきますが、ムレてこないからクーラーなしでも、寝苦しさにもがいて、夜中に目がさめることがなくなりました。

今は扇風機を時々かけるだけで麻の敷パッドの表面はいつもさらさらです。

天然の冷却素材麻の敷きパッドは、クーラーが苦手で体温調整機能が弱ってきた中高年の私には、

これがないと眠れません。シャリさらimg3

http://www.tennen-ya.com/products/detail.php?product_id=123

仕事モードからおやすみモードの切り替え

帰宅して、夕食の時間から、ゆるやかに仕事モードからおやすみモードに神経を切り替えたいと思いますが、安眠につながる運動について、一番運動に良い時間帯は、夕方から20~21時頃です。この時間帯は体温が高く、眠りにくい時間帯であり、運動すると効果もあがり、睡眠によい影響があります。運動は睡眠だけでなく、ストレス解消効果も大きいので、ぜひ夕方からの運動を習慣づけましょう。また、この時間に眠い人はよほどの疲れか睡眠不足か生体リズムが狂っているようです。早めに帰宅して休息ととるようにしましょう。

20分以上の有酸素運動を行うと、就寝時に心地良い眠りが訪れます。運動の種類はウォーキング、水泳、ヨガ、体操、ダンス、サイクリング、ジョギングなどで体温を上げるようにしましょう。筋トレなどの無酸素運動はその日の睡眠には直接影響しませんが、習慣づければ体の活動量が増し、よく、眠れる体になるようです。

尚、21時以降の激しい運動は交感神経を優位にしてしまうため、睡眠に悪影響があります。スポーツジムの帰りに、夜道を疾走していく人がいますが、21時以降は出来るだけ静かに、リラックスモードで過ごすことが睡眠にとっては良いようです。

ペットと一緒に寝る

可愛いペットと一緒に寝たいと思われている方も、現在一緒に寝ている方もいるかと思います。

ペットと寝る癒やし効果は抜群ですが、しかしペット優先で自分の寝返りをがまんしていると眠りの質は確実に低下してしまいます。

愛するペットと眠りたい気持ちはよくわかりますが、ベットも飼い主の眠りも快適に眠れる環境は必要ですね。

特に寒い時期は布団の上に乗ってきたりすることがあるかと思います。それはとてもうれしいのですが、ホットマットなどでふんわり暖かい寝床を作ってあげるのはどうでしょう。

ペットに気兼ねせず寝返りをするとホットマットのほうが快適だと思い自然とそちらでねむるようになります。

ペットの鳴き声やえさの催促で、週に4日以上ペットと一緒に寝ている人たちの63%が質の悪い睡眠しか取れていないと報告されています。

寝返りは必要で、筋肉をほぐしたり、疲れをとったり、血液やリンパの流れをよくし、体温を調節する役割があります。

どうしてもペットと一緒に寝たい方はペットに遠慮せずに、動くようにしましょう。

又、ペットによっては、ひっかいたりして、寝具をいためることもあるようです。

飼い主もペットも健康に安心して暮らしていける睡眠環境は大切ですね。

リネン掛敷セットモデル4
麻の
敷きパット 丈夫です。

 

 

 

寝具の長持ちさせるには

お客様から、布団はどのくらいもちますか?との問い合わせをよく頂きます。

寝具は一生もつものではないので、マットレスで7~10年、敷き布団では3~5年 枕は1~5年が目安といわれています。

少しでも長く使う秘訣は、よく干すことです。湿気がたまりやすい、背中が当たる敷き布団と、マットレスの上に敷くベットパットは週に1度は天日干しをしたり、布団乾燥機で乾燥させたり、するといいようです。

急がしてく時間が取れない場合は起床時に15分くらい扇風機の風をあてるのもいいでしょう。

一年中同じベットパットを使っていいのは、ホテルのような空調が効いている場所だけです。

日本の場合は、季節に合わせてベットパットを夏は麻、冬はウールに替えるだけで、快適性が高まります。

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今時の枕

じぶん枕という言葉をご存知でしょうか?

最近はじぶんの高さに合った枕をオーダーメイドすることが流行っているようで、早速肩が痛いという母は私の知らない間に3万円もする枕を手に入れました。

私も使ってみたのですが、私には低いという印象です。

ほどんどの方が高すぎる枕を使っているようで、ぴったり合う枕は思っているよりも低いという事です。

ここで枕について少しお話をしたいと思います。タイプ別に分けてみると

●朝起きると、首や肩がこっている方→枕が高い、低い、安定性がない、首のラインに合っていない。   ●寝ている時、枕を外してしまうことがある→枕が合っていない。枕をしているのがツライからはずしてしまう。   ●あお向けに寝ると首に筋がはいる→枕が高すぎる。合っている枕は首がスッと伸びます。    ●横向きばかりで寝ている→枕が高すぎる。あお向きで寝るのがツライ。    ●枕の上に手を添える→横向きの時枕が低いかあお向きの時に枕が低い。

自分に合った枕は立っているときの自然な姿勢を、寝ているときも保てることです。自分で調整できる枕で、試してみましょう。                                                              快眠調整枕 麻フィット枕

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天然屋のものづくりについて

我が社は愛知県蒲郡市で寝具の企画販売会社をしている会社です。私は1993年に入社しました。入社当時は、取り扱い商品の中に占める中国商品の割合が90%を超えるような輸入販売中心の会社でした。中国出張で生産現場を視察した際、大量の化学薬品を使用している様子を見て大きなショックを受けました。私は大学時代、環境問題について勉強し、入社後はNGO法人 ネットワーク地球村の会員として活動してきましたから、地球環境を守りたいという自分の考えに反する生産現場の状況を目の当たりにして、自分の会社は本当にこれでいいのだろうかと悩みました。あれから約20年、「地球環境に優しく、人の体に害のない商品を普及すること」を経営理念に、自分の信念に基づく経営を行ってきた結果、現在では取扱商品のうち90%以上が国産商品になり、我が社の考えに賛同してくださるお客様も増えました。

天然の素材にこだわること、製造工程でなるべく化学薬品を使用しないことを心掛けると共に、「睡眠改善アドバイザー」と「おねむりレクチャー1級」の資格を取得したこともあり、自らの睡眠に関する知識を商品作りにも活かしています。また、お客様向けに天然素材の素晴らしさと快適な睡眠との関係性についての講演活動もさせて頂いております。

さて、今回は、我が社が考える「夏の寝具選びのポイント」についてご紹介させて頂きます。

睡眠の観点から言いますと、人は深部体温がマイナス1℃下がると入眠のスイッチが入ると言われています。夏の睡眠環境は気温が28度~30度、湿度が80%以上になり、なかなか深部体温が下がらない環境の為、寝苦しいのです。そのため、夏の快眠のためには「背中を涼しくする事」が大切です。夏場はどうしても背中が蒸れてしまうので、まず第一に、通気性が良く、蒸れにくい敷き寝具をおすすめします。

蒸れにくく、涼しい素材といいますと、やはり「麻」が一番です。ただ、麻と一言で言いましても、種類が多く、それぞれの特徴があります。

一番品質が高く、高価な麻は「リネン(亜麻)」です。リネンはヨーロッパ中心に栽培されており、“ランジェリー”という言葉がリネンに由来していることからもわかるように、最高級下着などにも使われる、肌触りの良い素材です。

次が「ラミー(苧麻)」と呼ばれる麻です。こちらは中国で栽培されています。日本の市場に多く出回っている麻がラミーです。

その次のランクが「ヘンプ(大麻)」です。戦前の日本では、神社の注連縄(しめなわ)、相撲力士のまわし、神社の神主さんの衣装など、いろいろな場面でヘンプが使用されていました。その後、GHQの占領政策で「大麻取締法」が制定されたこともあり、現在ではほとんど栽培されなくなってしまいました。

さらに、「ジュート(黄麻)」と呼ばれる麻もあります。ジュートは、災害用のズタ袋などに使われています。

我が社の製造している麻の敷きパッドは、肌に触れる面には、リネン100%の最高級のガーゼ織り生地を使用しています。中わたはラミー100%(洗濯機で洗える麻わた)です。中わたにリネンではなくラミーを使用しているのは、中わたについては通気性の高さが非常に重要だと考えているからです。

サラリとした状態を朝まで保つには、中わたの役割が非常に重要なのです。敷き寝具を選ぶ際によく注意して頂きたいのは、中わたの素材が何かということです。表面に麻を使用しているため「麻の敷きパッド」として販売されているのだけれど、実は中わたはポリエステル100%という商品が市場には溢れています。ポリエステルは通気性が悪く、熱がこもってしまうので、背中の蒸れの原因になります。

我が社の敷きパッドの多くは、裏生地に立体メッシュを使用しています。このメッシュ生地は、特許技術を持つ日本国内のメーカーが作っている生地です。空洞立体構造ですので、湿度や蒸れを空気中に逃がすことができ、敷きパッドの通気性を妨げることがありません。さらにクッション性が高いので、ふわふわとした弾力が生まれ、快適な使用感を味わって頂けます。

風薫るリネン敷パッド構造図のコピー 風薫るフワフワ麻わた敷パットタタミ3 風薫るフワフワ麻わた構造img2

次に、掛け寝具について、選び方のポイントをお伝えします。夏場の掛け寝具の素材については肌触りのお好みで選んでいただくのがいいかと思います。ふんわりと柔らかな肌触りが好みなら綿素材、シャリ感を求めるなら麻素材といったところでしょうか。

夏場の掛け寝具については、素材もさることながら、織り方にこだわって、ガーゼ織りのケットをお試しいただきたいです。ガーゼは、通気性が高く蒸れにくいので、夏場におすすめです。さらに、多重(何重かに重なった)ガーゼであれば、生地と生地の間に空気をためることができるので、適度な保温性も保たれます。さらに、ふんわりと軽く、早く乾くというメリットもあります。

我が社の「風薫るリバーシブルのびふわケット」は、冷房による寝冷えにも対応するよう考えられています。一般的に、男性は暑がりで、女性は寒がりで冷え性の方が多いとされています。女性に比べ筋肉量が多い男性は、熱を作りやすいためです。女性は脂肪が多く、筋肉量が少ないので、一度冷えるとなかなか温まらないのです。そのため、寝室の冷房設定温度を男性に合わせると女性は冷えてしまいますし、逆に女性に合わせると男性は暑くてなかなか寝付くことができないという状況になります。そこで開発したのが「風薫るリバーシブルのびふわケット」です。このケットは、片側がさらりとしたリネンのガーゼ生地、片側が起毛を施したふんわり綿素材となっています。自分の体感温度に合わせて使い分けができるのです。生地の織り方にも工夫がありまして、タテにもヨコに伸びますので、やさしく身体の動きに寄り添います。ポコポコした凹凸があるので、その凸凹に空気をためこむことが出来、適度な保温性もあります。

近年、化学繊維で、触るとヒンヤリするような涼感寝具が多く市場に出回っています。接触冷感(触れた瞬間にヒンヤリするかどうか)もポイントの一つではありますが、化学繊維の弱点とも言える通気性の悪さという点も忘れずに考慮していただきたいと思います。しっかり汗を吸い取ってくれる素材かどうかという点も非常に重要なポイントです。人は一晩でコップ1杯の汗をかきます。天然素材は吸水性・保温性に優れており、睡眠中の身体の修復作業を邪魔しにくいので、しっかりと休息をとることができます。

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このように我が社は、天然素材の良さを活かして、皆様の睡眠をサポートできるものづくりに励んでおります。

今後とも天然屋の商品をよろしくお願い申し上げます。

株式会社山繊 天然屋事業部

代表取締役 山本 亮

2016年5月30日

タオルケットについて

■タオルケット

タオルケットは、パイル糸の長いものや、高密度に織り上げたものなど保温性にも優れているので、夏季に限らず、冬季にもオールシーズン活用できます。素材としては綿が圧倒的に多いですが、盛夏用に麻などが使われています。タオルケットは従来パイル織物であり、「パイル抜け」という欠点がありますが、それを解消したのがマイヤー編みのタオルケットです。それまではパイル糸を浮かせて構成する製法でしたが、、糸をタテ・ヨコの基布に絡ませて編み上げたものなど、パイル抜けしにくいものなどが人気の高い商品になっています。反面、経糸(たていと)にポリエステル糸を使用するために重くなり、毛羽抜けの量が多少多いこともあります。

最近は4重ガーゼや6重ガーゼの多重織りガーゼのタオルケット三河地域で開発され、通気性や肌触りのう柔らかさが好評を得ています。片面をパイル織りで片面をガーゼにしている製法も今治で開発されており、両面を使い分けるタオルケットもあります。色やデザイン性だけでなく、吸湿性や肌触りの良さ、洗濯のしやすさ、乾きやすさなどの機能性を考えた設計が必要となります。

 

■ タオルの歴史

タオルの発祥に関する確実な文献はないが、1811年フランスにおいてその原理が考案されたのが最初ではないかと伝えられている。また、タオルの語源は、スペイン語のトアーリャ(Toalla)かフランス語のティレール(Tirer)からきた言葉だと言われている。もともと浴布といった意味であるが、現在は布面にパイルをもつテリー織りのことをタオルと呼んでいる。

日本にタオルが入ってきたのは明治5年、大阪税関の諸輸入品目のなか「浴巾手拭2打、7円60銭」と記録が残っているのが公式に示す最初のもののようである。そして日本におけるタオル製造のはじめは、明治13年頃、大阪の井上コマが竹製のタオルを作ったのが最初で、その後、明治21年には、大阪の綿業家中井蔵右衛門によって浴用手巾織機(打出機)が考案され日本のタオル界に画期的な変革をもたらした。手拭き用としてのタオル需要が主体であったパイル織物は、現在では様々な分野で活用され、お風呂を中心とした水まわり商品、タオルケットなどの寝具関連商品へと発展し、さらに「拭くためのパイル製品」から「着るパイル製品」などへと用途の範囲が拡大している。現在、愛媛県の今治市と大阪府の泉佐野市(泉州)がタオルの二大産地である。

 

 

■ タオルケットの種類

・織りのタオルケット

①織り上げたパイル表面にパターンや柄をプリントしたもの。一般にプリントタオルケットと言われる。今治産地発祥で現在中国製が多い。

②糸を染めてから凹凸のパターンに織ったもの。ジャガード織機で織るので、ジャガードタオルケットと言われる。ジャガードタオルケットにプリントをしたものをジャガードプリントタオルケットと言う。今治産地発祥で現在中国製が多い。

③織り上げたタオルケットを染料につけて全体を染め上げたもの。ズブ染めタオルケットと言われる。今治産地、泉佐野産地で発祥、現在中国製が多い。

④シャーリングジャガードタオルケット、シャーリングプリントタオルケット。シャーリング加工とは、パイル表面をカットしてビロードのようにソフトで滑らかな感触を持たせたものである。このシャーリングは、パイルに比べて表面が緻密なのでプリントが美しく染め上がる特徴がある。しかし、パイルをカットしているので吸水性が落ちることと、2本でつながっていた糸が切断されているので、細いパイル糸が抜けやすくなるという欠点がある。

・同時織りガーゼケット

片面をパイル織りで片面をガーゼにしている製法。今治で生産されている。

・マイヤーケット

糸をタテ・ヨコの基布に絡ませて編み上げたものなので、パイル抜けしにくくなり人気の高い商品になっている。生地にプリントをしたものが多い。

片面をパイルのまま、片面をシャーリング加工したツーウェイケットという製法が愛知県幡豆で開発され、春夏はパイル面、秋冬はシャーリング面を使用し、年間使用できるマイヤーケットもある。愛知県蒲郡や奈良でFBZという織機で生産されているが、現在中国製が多い。

・ガーゼケット

2重ガーゼ生地を縫製で張り合わせる製法のガーゼケットが発祥。縫製技術が高度な為、稀少である。同時織りガーゼという製法もある。愛知県蒲郡産地では4重~6重ガーゼを同時に織り込む技術で織り上げる製法。

 

■ 取扱方法

・タオルケットは製造工程の間で細かいほこりが付着してしまう。初めは細かい粒子が出るが、洗濯ネットに入れて2~3回の洗濯で落ち着いていく。プリントしているタオルケットは、新しいうちは必ず白いものと分けて洗う必要がある。

・タオルケットは長い時間の放置により、折り目の地組織が弱くなったり、退色の度合いが中がわと表面で違ってくる場合があるので、注意が必要である。

・タオルケットのパイルは、使用や洗濯により、パイルが引けて、ほつれが目立つことがある。このような場合は、パイルが引けて伸びてしまった箇所を根元で切ってしまえば、それ以上ほつれが進むことを防止できる。

 

  • タオルケットの構造(マイヤーケット、ガーゼケットは別構造)
  • タオル織りとは、地タテ糸とパイルタテ糸の2種類のタテ糸に、ヨコ糸がが入され、組織された織物である。通常の表と裏に均一にパイルが出たベーシックなタオル織りは、地タテ糸2本、パイルタテ糸2本(表・裏)、ヨコ糸3本が1単位となってタオル織物が作られている。糸の素材は吸湿性の良い綿を主に使用しており、タテヨコだけで織り上げた平織りに比べて、パイルの分だけ吸湿性が高くなる。この吸水はほとんど毛細管現象によるものである。繊維には撚りをかけてあるので、ループ状のパイル強度が高く、空気を多く含む。このパイル糸の目付けを増減させることにより、ボリューム感に変化をつけることができる。欠点としては、パイル糸が抜けやすいことがあげられ、浮かせた状態で織り上げてあるので、パイル糸を引き抜くとタテの部分の1本分が全部抜けてしまう。しかし、抜けたら根元で切ってしまえば、その後の使用に問題はない。

布団について

■布団について(種類)

【掛け布団】

掛け布団は保温性がよく、吸湿・透湿・放湿性に優れ、身体に負担をかけないよう、また、寝返りが打ちやすいようにあまり重くなく、肌触りが良いことなどが要求されます。

掛け布団には和掛け布団と洋掛け布団があり、和掛け布団は手づくりによるものが多く、鏡仕立てや額仕立てといったものがあり、洋掛け布団はキルティングミシンで縫製をしています。

掛け布団の縦サイズは、身長+35cm程度、横サイズは150cm~160cmが標準で、一般的によく使われるサイズは150cm×210cm(シングルロング)です。

【肌掛け布団】

掛け布団より詰め物の量が少なく、春から初夏に使用します。あるいは真冬は掛け布団と重ねて使用するなどの用途を広く使えます。

・合繊肌掛け布団

詰め物には合繊(ポリエステル)わたが使われており、中わた重量は0.8kg~1.2kgである。側生地は綿素材のサテン、タオル、ガーゼなどがあるが、夏向きとして吸湿性の良い麻素材もある。

・羊毛肌掛け布団

詰め物に吸湿・放湿性に優れた羊毛わたが使用され、羊毛100%やポリエステル50%程度ミックスしたものなどがある。キャメルわた使用のものもある。

・羽毛肌掛け布団

詰め物に羽毛が使われており、中わた重量は、0.2kg~0.8kgである。側生地には綿100%のものやウォッシャブルタイプはポリエステル綿混、ポリエステル100%が多い。吸湿・放湿性に優れている為暑い夏でも快適に使用することができる。夏向けには羽根を入れたものが多い。ダウンが50%以上入っているものを「ダウンケット」(羽毛肌掛け布団)、フェザーが50%以上のものを「フェザーケット」(羽根肌掛け布団)として区別している。

【夏掛け布団】

詰め物の量を少なくして、側生地もさわやかなサラッとしたものが使われます。麻のちぢみ、綿のちぢみ、クレープ状、サッカー状など薄くてサラッとした生地を使用し、汗でべとつかない工夫のものが多い。

【敷き布団】

保温性や吸湿・透湿・放湿性が要求されることはもちろんだが、長時間体重を支える為、弾力性や耐久性が大きなポイントになります。同時に、健康維持という観点から、支持性能(正しい姿勢が保て寝返りが打ちやすい適度な硬さ)も必要です。敷き布団の縦サイズは、身長+35cm程度、横サイズは100cmが標準サイズで、一般的によく使われるサイズは、100cm×210cm(シングルロング)です。

・一層敷き布団

ふとんわたを側生地の中へ入れて縫製する。和式仕立て(綴じ)とキルティング加工がある。

・固わた入り敷き布団

中芯の材料として成形された固わたをふとんで包み、その詰め物を、側生地に入れて縫製する。固わたは、樹脂あるいはバインダー繊維で固めたポリエステル固わたと、ウール固わたがある。固わた入り敷きふとんは適度な固さと弾力性がある。

・多層構造敷き布団

固わたやニードルパンチわたを利用して、さらに敷き布団の機能を向上させるために素材を何層かに重ねた製品である。吸湿性に優れた羊毛や綿を一番上の層にして、つぎに吸収した湿気を下へ透過させるポリエステル繊維、さらに敷き布団全体に弾力性をもたせるウレタンフォームを重ねていくなどの多層構造の敷き布団。

 

■詰め物の特徴

・綿(コットン)

繊維に撚りがかかっており弾力性、保温性が良い。また、吸湿性も優れている。打ち直しも可能である。取扱上の注意は放湿性がやや劣るので、こまめに日干しをして乾燥させる必要がある。乾燥させないと重くなり、へたりも早くなる。

・合繊(ポリエステル)

軽く、弾力性があり、保温性が良い。また、ホコリが出ず、衛生的である。ホコリが敏感な人に向いており、取り扱いも楽である。

・羊毛(ウール)

保温性が良く、吸放湿性にも優れている。また、弾力性が良く、難燃性でもある。蒸れ感が少なく、さわやかである。なかでもキャメルは最高級といわれています。取扱上の注意は弾力性はあるが、へたると回復しにくい。保管時に虫喰いに注意が必要である。

・羽毛(ダウン&フェザー)

軽く、嵩(かさ)高性があり保温性に優れている。また、吸放湿性にも優れている。蒸れ感が少なく、さわやかである。取扱上の注意は嵩(かさ)が高いので、収納にやや嵩張る。保管時に虫喰いに注意が必要である。

・真綿(シルク)

繊維が細く、軽く、柔らかく保温性に優れている。肌沿いも良い。取扱上の注意は保管時に虫喰いに注意する必要がある。

 

■布団の手入れ方法

【使い方の注意点】

・布団の本体には生地の傷みや汚れを防ぐため、カバーやシーツを掛けて使用することを勧める。

・人間は就寝中コップ一杯分の汗をかくと言われ、ふとんに湿気がこもるので、ふとんは日干しか、ふとん乾燥機などでよく乾燥させること。

・畳や床に布団を敷いている場合は、基本的に布団の上げ下ろしは毎日行う。布団の上げ下ろしをすることで、カビやダニの発生を防止できる。

【干し方の注意点】

・布団干しに適した日は天気の良い乾燥した日

・干す時間帯は午前10時~午後15時頃(湿度の低い時間帯)

・全面が日に当たるように両面を干す。

・布団生地の傷みを防ぐため、カバーやシーツで覆って干す。

・布団叩き等で強くたたかないこと。強くたたくと布団生地や詰め物を傷める恐れがある。

・布団の表面のホコリを軽く取り除くように軽くはたく程度にする。ホコリが気になる場合は、布団の表面に布団専用ノズルを使い掃除機をかけて取り除く。

【洗い方の注意点】

・部分的に布団生地が汚れたら、すぐにつまみ洗いし、十分乾燥すること。

・クリーニングする場合には、専門業者か、寝具専門店に依頼し、家庭での水洗いは、「ウォッシャブル」などの表示がある薄い布団以外は避けること。

・一般家庭での洗濯が可能なふとん(ウォッシャブル)の洗い方

①洗濯機を使用する場合は、洗濯機の取扱説明書に従うこと。

②乾燥は風通しの良い日陰に干し、軽く叩いて詰め物のの片寄りを直し、形を整えて広げて、十分に乾燥すること。

③洗濯水の温度及び洗剤は次のものを使用すること。

・羊毛(ウール)布団、羽毛(羽根)布団

洗濯水は30℃以下、洗剤は中性洗剤を使用。

・合繊(ポリエステル)布団

洗濯水は40℃以下、洗剤は合成洗剤(側地が生成・淡色の場合は蛍光剤の入っていない洗剤を使用)を使用。

 

■収納と保管

・湿気の少ない場所に、敷き布団は下に、掛け布団は上に収納すること。

・しばらく使わないときは、一度日に干してから、カバーやシーツをはずし、湿気の少ない場所に保管すること。

・ダニやカビを防ぐため、使わない間でも、時々日に干し、押入れも乾燥させること。

・布団圧縮袋に長期保管すると、布団の嵩(かさ)高がなくなる。